最近、こんなお問い合わせが多くて。
「Toe–Biは僕の足に合いますか?」
「Toe–Biは私の走り方では使えないんじゃないか?」
正直に言うと、このような方のほとんどは
ランニング足袋を履いたら怪我をして
すぐに履くのをやめてしまう方です。
でもね、やっぱり
こういう方が現在のランナーのほとんどなんじゃないか、と。
ランニング足袋で走ったりするメリットは
自分の走りの何がウィークポイントで
自分の走りのどこを磨かなきゃいけないのかを
身を以て知る。
これができることです。
僕が提唱している「ゼロベースランニング」の「ゼロ」とは
「何もない」という意味の「ゼロ」ってわけじゃなくて
「真ん中」っていう意味の「ゼロ」。
プラスに偏っているわけでもなく
マイナスに偏っているわけでもなく、ってこと。
で、その「ゼロ」とは
「自然・ナチュラル」って言葉とほとんどイコールです。
ただ、この「自然・ナチュラル」って言葉は
どうも誤解されてることが多い。
自然とかナチュラルって言葉は
人間によって都合よく解釈されてます。
自然は人にとって優しくて
体に良くて、癒される。そんな感じで。
でも一方で自然って
あなたにとって厳しくて
体にストレスをかけて
傷つけることもあるわけですよね?
「自然」は、ただそこにあるだけ、です。
そこに「自然って素晴らしい」とかいう
ストーリーをつけるのは
人間の勝手な都合でしかないわけです。
だから、裸足で走ることや足袋で走ることが
「ナチュラルなランニング」に近づくための「道」なのであれば
その道はあなたにとって優しいかもしれないし
厳しいかもしれないってこと。
だけど、ナチュラルなランニングが
あなたのパフォーマンスを引き出すために
ものすごく重要であることは間違いありません。
なぜなら、私たちは重力のある地球という場所に住み
歩いたり走ったりしてるわけですけど
この重力っていう「自然」を如何に活用するか?ってことを追求し
身につけるからです。
そのスキルは、筋肉の無駄遣いをなくします。
自然と調和する、つまり重力、いや
地球と調和して、地球の力をお借りして走るわけですから。
だからこそ、冒頭に挙げた質問が
いかに愚問なのか、ご理解いただけると思うんです。
要は「自然」が変わるんじゃ無くて
あなたが変わらなきゃいけないんだよ、ってこと。
地球の力をお借りして走るんであれば
「地球の流儀」に自分が合わせないといけない。
自分の流儀は置いといて。
あなたの体に起きた現象に対して
謙虚に、柔軟に、素直に向き合い
テストして、フィードバックして
テストして、フィードバックして
テストして、フィードバックして・・・
これの繰り返しで、地球との付き合い方を磨いていくわけです。
ランニング足袋は
そのためにある、ひとつのツールでしかありません。
だから、ランング足袋を履けば
何かが変わる、というものではないんです。
これからランニング足袋を履きたいという方は
ぜひともこの前提をお忘れなく
ご自身の可能性にチャレンジしていただけますと幸いです。
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